隆盛寺にて元政上人を知る
神奈川県平塚にある古刹,隆盛寺に初めて行ってきました。
途中寄ったうどん屋さんの駐車場からは雪をかぶった富士山に出会いました。
隆盛寺では,「第19回芭蕉翁と元政上人展」が開催されていて,芭蕉や元政の遺墨が沢山展示されていました。中には,あの有名な,
古池や蛙飛び込む水の音 芭蕉
の短冊真筆もあり,感動しました。他沢山の遺墨を50年間も蒐集してこられたご住職萩原是正上人による「元政上人の三世観について」や早稲田大学教授宮脇真彦先生の「芭蕉の美意識=世外者の目」また,元立正大学学長渡邉寳陽先生の「元政上人と法華律の背景にあるもの」といった講義があり,五十人ほどの方が熱心に聞き入っておられました。
初めて元政上人(1623~1668)を知りましたが,京都の生まれで,出家して父母に孝養を尽くした人で,しかし,病弱なため46歳で母没後1年後に亡くなったそうです。元政上人の遺した「身延のみちの記」は,芭蕉の「奥の細道」に匹敵する文学的に高い作品のようです。

